デュッセルNEWS 2022年9月号

 

【一気に距離を詰めてみる】

 

「アキコは半分アメリカ人みたいなもんだからなぁ」。ドイツ人上司に笑いながら言われたことがあります。その時は「なんで?!私は由緒正しき(笑)ニッポン人であるぞ」と言っただけで特に気にもしなかったのですが、最近その意味がわかってきました。

 

ドイツ語を勉強された方はご記憶かと思いますが、英語の「You」を表す言葉がドイツ語には「Sie」と「du」の2種類あります。初対面のときはお互いSieを使い、ファミリーネームで呼び合います。やりとりを重ねる中でもういいだろうとなれば、「もうSieはやめてduにしようぜ」というやりとりののち、ファーストネーム解禁となるようです。これを日本語?では「duzenする」と言い、そしてduzenしようと言い出すのは原則目上からという暗黙の了解があるそうです。
 

その点、英語特にアメリカ語は基本、初対面からファーストネームです。丁寧な言い回しはもちろんあり、いわゆるエスタブリッシュメントの方々にはさらに高度な技があるでしょうが、「まあとりあえず通じる」というのが英語の雑草的な強さです。

 

ドイツ人の距離の取り方の慎重さは日本人と似ていますね。心地よい距離感は人それぞれですが、私が思うに「一気に詰めたほうがいい場合」が二つあります。それは初対面と、大勢の人を相手にするときです。

 

例えばご挨拶は、型どおりで必要十分と私たちは信じています。が、「挨拶」は本来、「押して進む」「押して近づく」という意味を持っています。やはり、距離を縮めるためのものなのです。気の利いたことが言えるかはさておき、たくさんいる人たち一人一人の顔が見えないようなときでも、相手を大切に思い、近くありたい、何かを共有したいという気持ちがあればおのずと、口から出る言葉も少し変わりそうな気がします。「説明が不十分だったということについては謙虚に受けとめながら、国民のみなさんの理解を得るために引き続き、丁寧な説明を続けていきたい」。こんな言葉も、もうちょっとなんとかなりそうなものです。

 

と書いていた矢先に、エリザベス二世の訃報が舞い込んできました。英国はもちろん、全世界の人との心的距離をびっくりするくらい縮めることができる稀有な方でした。安らかな眠りを心からお祈り申しあげます。

 

 

メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン

代表取締役社長 小原暁子

 

 

 

【開催イベント】

 

2022.10.12「デュッセルCLUB」で、interpack 2023 + components 2023の見どころをご紹介

次回2023年の interpack + components がどのようなイベントとなるのか、業界の動向を踏まえご案内する「デュッセルCLUB」を、10月12日(水)日本時間16時より、東京ビッグサイト会議棟 & オンライン配信(Zoom)にて開催します。このために、実行委員会会長のルストラー、そして独本社にて interpack alliance を統括するヤブロノフスキーの来日が決定、両名と交流いただけるレセプションも予定しております。皆さまのご参加を、心よりお待ちしています。参加お申し込み・詳細情報はこちらにて。

 

 

2022.10.24 ジャパン・デー @ K 2022

毎回ご好評いただいておりますジャパン・デーにつきまして、本年は注目の出展者を巡るツアーのみですが、目下参加ご希望の方を募っております。より有意義なご視察の一助として、ジャパン・デー @ K 2022への参加を、ぜひご検討ください。ご視察に関する各種ご相談は、お早めにこちらにて。

 

【開催報告】

 

2022.08.27-09.04 CARAVAN SALON DÜSSELDORF 2022:成功裡に閉幕しました

34か国から736社の出展者、72か国・23万5,000名の来場者をお迎えし、9日間の会期を終えました。

 

 

【メッセ情報】

 

※メッセ会期・開催都市についてはメッセ・カレンダーをご覧の上、各メッセのウェブサイトをご覧ください。

 

10/5-7にバンコクで開催されるwire & Tube, GIFA & METEC Southeast Asiaにご来場の際は、無料の来場者登録をお願いします。初開催となるGIFA & METEC Southeast Asiaにも各国から多数の出展があり、業界注目の見本市となっています。出展者リストはこちらからご確認ください。

 

  • wire China 2022:延期後の新日程・開催地変更が発表されました

9/26-29に上海で開催予定であったwire China 2022は、日程および会場を変更し、11/8-11に南京で開催されることとなりました。

 

  • MEDICA 2022 国際医療機器展 COMPAMED 2022  国際医療機器技術・部品展:ビジター入場券販売中

世界最大の医療機器展MEDICAと同時開催で医療機器製造分野での重要なメッセCOMPAMEDは11/14-17、デュッセルドルフの現地開催に向け準備が進められています。出展者は現状4,600社(日本から128社)を数え、出展企業・製品データベースにて検索可能です。オンライン入場券も発売中で、購入方法は前売入場券をご確認ください。9月7日より日本帰国前のPCR検査陰性結果提示が不要となり、渡航負担が大きく減りました。新製品輸入の商談や市場調査のビジネスプラットフォームとして同展を是非ご利用ください。お問い合わせはこちら

 

11/29-12/1にデュッセルドルフで開催されるVALVE WORLD EXPO 2022は、前売り入場券を販売中です。どうぞ事前にオンラインでお買い求めください。

 

 

【渡航情報】

 

<日本からドイツへ>

現在ドイツでは、新型コロナウイルス関連のすべての入国制限が解除されています。これにより、今まで必要であった証明書提示義務(ワクチン接種証明書、陰性証明書、快復証明書のいずれかの提示)および入国理由を証明する疎明資料の提出は不要となり、観光や知人訪問目的での入国も証明書なしで入国することが可能となっています。

ご自身の渡航前には在独日本国大使館在デュッセルドルフ総領事館などで最新情報をご確認ください。

 

<ドイツから日本へ>

6月1日より日本の水際対策が緩和され、「青」「赤」「黄」の区分で異なる措置が取られています。ドイツは「青」で、ドイツからの入国者に対しては、(ワクチンを3回接種したか否かにかかわらず)日本入国時の検査、自宅待機はありません。

また、9月7日以降ドイツから日本へ入国する際、日本政府が定めたワクチンを3回目まで接種済みである証明書を保持している場合、出国前72時間以内のPCR検査の陰性証明は求めないこととなりました。ただし、上記以外の場合、出国前72時間以内にPCR検査を実施した陰性証明は引き続き必要です。詳細については、外務省の情報をご確認ください。

 

また、成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港ではファストトラックを導入しています。Webのガイドに沿って、事前申請をお済ませください。アプリを使わずWebで登録できる「MySOS Web」の運用も始まっています。(※ファストトラック:搭乗便到着予定日時の6時間前までにアプリ上で事前申請すると検疫手続きの一部を事前に済ませることができるシステムです)

 

その他、弊社およびドイツ本社の新型コロナウイルスに対する対応などを以下にて随時アップデートしていますのでご覧ください。 

 

 

 

デュッセルNEWSは毎月15日頃配信しています。自動配信をご希望の方は、こちらからお問い合わせください。

 


 

㈱メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン
代表取締役社長:小原暁子
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